使い方

ここでは、実際にソフトウェアを起動し、加工を行うまでの流れを説明します。

素材の設置

加工機の加工エリア内に加工素材を設置します。

素材を加工エリア内に設置する際は、加工機の電装盤及びプラズマ電源をオフにするか、絶縁手袋を着用した上で行ってください。

ソフトウェアの起動

加工機の電装盤の電源をオンにしてPCのスイッチを入れると、ソフトウェアが自動的に起動します。 ソフトウェアの起動に失敗する場合は、下記の項目をチェックしてください。

  • 電装盤の電源がオンになっていること
  • LANケーブルが正しく接続されていること

原点復帰

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原点復帰ボタンをクリックし、加工軸を機械原点に移動します。

加工データの読み込み

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メニューバー > ファイル > ファイルを開く から加工データを読み込みます。 SVGやDXFデータの場合はCAMソフトが起動します。リードの設定などを行いG-Codeへの変換を行います。

加工位置の設定

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ここでは主に「ジョグ」「加工位置」グループを利用して加工位置を決定します。

  1. ジョグ機能を使用してトーチを素材の上の任意の位置に移動させます。
  2. 「原点設定」ボタンを押して加工原点を設定します。
  3. 「範囲確認」ボタンを押して加工範囲を確認します。
  4. 位置を調整する場合は 1. から再度実行します。
  5. 最後に、テスト操作の「プローブ」ボタンをクリックして適切にプローブが行われることを確認します。

加工条件の設定

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ここでは主に「加工設定」「パラメータ」グループを利用して加工位置を決定します。

  1. 「パラメータ設定」ボタンをクリックし、加工パラメータを設定します。
  2. 「トーチ有効」のボタンをオンに設定します。
  3. 「アーク状態を無視」は再加工時など必要に応じてオンに設定します。

加工動作

加工前に周囲の安全を十分に確認してください。

加工前の安全チェック項目

  • プラズマ電源がオンになっており、電流値が適切に設定されている。
  • コンプレッサーからエアーがきちんと供給されている。
  • ウォーターベットに水が十分溜められている。
  • 加工範囲が素材の大きさを超えていない。
  • プローブテストが正しい動作で行われている。
  • パラメータ及び加工設定の項目が適切に設定されている。
  • 加工エリア内外に加工動作に干渉する障害物がない。
  • 周辺環境および作業者自身の安全が十分に確保できている。
  • 緊急停止ボタンが手の届くところに設置してある。

SmartScreen

スタートボタンをクリックすると加工が始まります。加工中は安全な位置に退避し、加工機から目を離さないでください。 加工を一時停止する場合は「中断」を、加工をキャンセルする場合は「停止」をクリックしてください。 トラブル等が発生し、直ちに動作を停止する必要がある場合は緊急停止ボタンをオンにしてください。

※加工条件の設定で「トーチ有効」をオフにした状態で加工をスタートすると、加工動作を事前に確認することができます。

作業終了

ソフトウェアの終了およびPCの電源をオフにします。
作業終了の前に、必要に応じて下記の操作を行ってください。

  • 加工軸を任意の位置に移動します。
  • 現在の加工データを メニューバー > ファイル > G-Codeを保存 から保存します。

全ての作業が終了したら、下記の手順で終了します。

  1. メニューバー > SmartPlasma > SmartPlasmaを終了 からソフトウェアを終了します。
  2. 電装盤の電源をオフにします。