2020年07月13日

ユーザーインタビュー! 木工作家にレーザー加工機の使いみちを聞いてみました

「レーザー加工機は知ってはいるけど、実際にどんなことができるのかよくわからない」、レーザー加工機はあまり馴染みのない機械なので、こう思う方は多いのではないでしょうか?

レーザー加工機の使用用途は様々ですが、なかなかそれが分かりづらいですよね。

そこで今回は、実際にFABOOL Laser Miniを購入されたユーザー様はどのようなことがやりたくて購入したのか、購入後のものづくりはどのように変化したのかをご紹介します。レーザー加工機はこういったことができるという一つの例として参考にしてみてください!

ユーザーインタビュー

今回取材させていただいたのは、山梨県で木工製品の制作をしている「花と木の工房メイフラワーズ」の柴田さんです。ひのきなどで主に皿やお椀を制作しており、様々なイベントにて出展・販売を行っている方です。

ー 早速ですが、普段どういったお仕事をしていますか?
主にひのきをつかった木工製品を作っています。皿やお椀などの食器類が多いですね。積み木などのおもちゃも作ったりしてます。山梨県や長野県を中心に土日のイベントに出展して販売をしているのですが、最近はコロナウィルスの影響でイベント自体が中止されているので、なかなか出展ができていない状況です。
木製食器

木製の食器

出展の様子

週末のイベントに出展

ー FABOOL Laser Miniを購入した経緯を教えてください。
ときどき製品への名入れのご注文をいただくのですが、バーニングペンを使って手で書いてました。手書きなので品質がなかなか安定しなくて。レーザー加工機でそれができればと思ったのがきっかけで色々と調べはじめました。だけどどの製品も高額で手が出せなくて……
そんな時にたまたまFABOOL Laser Miniのことを知り、この値段だったらいいかなと思い購入しました。

あと、普段制作している製品以外にレーザー加工機でなにかちょっとしたアクセサリーなどを作れればとも思ってました。手作業でも作れはするのですがそれを売るとなると採算が難しく……
レーザー加工機は自動なのでそういったところも期待してました。

ー 購入するにあたり何か不安なことはありましたか?
やはり組立ですね。一応PCの自作経験はあるのでなんとかなるとは思ってましたが…… 幸いにもsmartDIYsさんは同じ山梨なので、最悪持ってけばいいかなと思ってました(笑)

ー 組立は実際どうでしたか?
組立自体は手間でしたが難しくはなかったです。でも計4時間ほどかかったので、もう少し短時間で組み立てられれば良かったのですが。
組み立ての様子

ー 現在はどのような作品を作っていますか?
当初考えていた名入れではなく、動物などをかたどったひのきのブローチなどをつくっています。お子さんや大人の方にも好評でご購入いただいています。手作業ではなかなか作れないのでだいぶ助かってますね。

その他にも、木のまな板や積み木に動物のシルエットをワンポイントで刻印しています。

アクセサリー1

ヒノキのブローチを販売

アクセサリー2

ー レーザー加工機を導入して良かったなと思う点はありますか?
ずばり夜に作業ができる、という点ですね。普段の木工作業は音が結構でてしまうので、夜に作業することがなかなか難しいんですよね。その点、レーザー加工機は音も静かなので夜に作業できますし、一度セットしてしまえばある程度ほっとけるので助かってます。

また、仕事上丸型のヤスリをよく使うのですが、丸型にカットしてあるヤスリを購入するのとある程度の大きさのシートで購入するのでは、価格が4倍ほど変わってきます。レーザー加工機でヤスリをカットできるので、かなりのコストダウンになっています。これは購入前に思っていた使い方では全然ないのですが、嬉しい誤算でした。
やすり

ヤスリを丸くカット。1枚のシートから20枚作れます

ー レーザー加工機の不満点はありますか?
使用しているFABOOL Laser Miniが1.6Wなのでパワー不足は感じますね。まあ3.5Wを購入すればある程度解決できる問題なので特に気にはしていませんが。
(インタビュー後に3.5Wのレーザーヘッドをご購入いただきました)

あとは位置合わせの部分ですかね。予め下敷きを作ったりするなどしないと、小さい素材への加工はなかなか難しいです。こちらはEtcher Laserではやりやすくなっているようなので、簡単に加工をしたい方はEtcher Laserのほうがおすすめだと思います。

ー 製品やソフトへの要望などはありますか?
はい、これは私に当てはまることではないのですが、データ作成が簡単にできればとは思います。

私はたまたま前職でイラストレーターを使用する機会があったので、レーザー加工機用にデータを作ることは特に問題がないのですが、周りのクラフト作家が全員イラストレーターを使えるわけではないです。

これは各々の力量によるところが大きいので、完全に解決することは難しいかもしれませんが、データ作成がもう少し簡単にできるようになれば、クラフト作家も導入しやすくなりますし、smartDIYsさんのためにもなるのではないかなと思っています。

ー 最後に、どのような方にレーザー加工機をおすすめしますか?
私は木工作家なので、ほかの素材を使用したクラフトについては詳しくはないのですが、この作業をレーザー加工機で行えばもっと楽になるんじゃないかなーと思うことがちょこちょこあります。

レーザー加工機で作品を作ること以外にも、日々の作業の簡略化やコストダウンを図ることができる場合もあるので、ものづくりに関わる人は一度導入を検討してみてもいいのではないでしょうか。smartDIYsさんのレーザー加工機は一番安いもので6万円なので十分ペイできると思います。

まとめ

以上、木工作家の柴田さんへのインタビューでした。柴田さんの話でもありましたが、レーザー加工機は作業の簡略化という点でも期待できる製品になります。レーザー加工機は価格が高いというイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、弊社のレーザー加工機は個人でも購入できる価格で販売していますので、ご検討いただければ幸いです。

また、今年の4月からレーザー加工機用データの配布を始めました。商用利用も可能なデータとなっておりますので、ぜひ皆さんご活用ください!

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