ペーパークラフトを制作されているユーザー様にインタビュー!

お客様の声

今回は弊社のユーザー様、taka_tamaさんにお話を伺いました。

以前のブログでも少しご紹介させて頂いたのですが、taka_tamaさんは弊社のFABOOL Laser Mini 1.6Wを使い、ご趣味でペーパークラフトを制作されています。ハロウィンランタンのデザインデータもご好意で提供していただいており、弊社のデータダウンロードページから無料でダウンロードすることができます。
ペーパーランタンのデータ

実は、taka_tamaさんには10月に行われたMaker Faire Tokyoの弊社のブースでお声がけをいただきました。ユーザーさんと直接お話ができる機会は貴重ですので、商品のレビューや課題を聞かせていただいたり、作品を見せていただけたりするのは、とても嬉しい事です。

taka_tamaさん

ー taka_tamaさん、Fabool Laser mini 1.6Wご購入の際のブログを読ませていただきました。もともとはカッティングプロッターを使っていらっしゃったのですね。カッティングプロッターはどのようにしてお知りになったのでしょうか?

以前から手作業でペーパークラフトを作っていました。
しかし手での同じパターンを延々繰り返すようなことや非常に細かい造作は、やはりつらいわけで(仕上がりもイマイチ)カッティングマシンは憧れの機械でした。

ヤシの葉

つらい作業の例(ヤシの葉をデザインカッターを使ってひたすら切りました……)

一方でカッティングプロッターは非常に高価な機械というイメージでした。また、アマチュアが気軽に使えるものでもないしそうそう買えるものではないと思ってました。なので、まぁ諦めていたのですが……。

昨年、たまたま製品モックアップを作るという仕事が発生した際に「これを理由にカッティングマシンを買えるかも」と画策。その時、ネットで探し出したのがシルエットカメオ3でした。
他にもブラザーやローランドがありましたが、決め手は単純に一番安かったからです。それとシルエットカメオ以外はカッティングシートの加工がメインのように見受けられたので、私の使途である紙の加工には不向きの印象を持ちました。
また、シルエットカメオ購入者の作例(紙)がネット上にいくつか見つかり、それも参考にしました。
(メーカーさんの作例は綺麗すぎ、凄すぎて参考にならない……鵜呑みにできない、本当なの?と思ってしまう)

そして、作業効率向上を目的にダメ元で申請したところなぜかOKが出て、会社備品で購入することができました。

WEBに掲載した作品は「練習」と称して機械を自宅に持ち込んで作ったものです。
(実はこっちが主目的だったりして……それは内緒)

シルエットカメオ3による作例

ポップアップカードの試作

ポップアップカードの試作(2019年)

コーヒーショップ

コーヒーショップ(2019年)

クリスマスの街

クリスマスの街(2019年)

シルエットカメオの場合、0.5mm幅のスリットなどの精細な加工が難しいので、どうしても作品サイズが大きくなってしまいます……。

ー ブログでは、カッティングプロッターの問題を解決するためにFABOOL Laser Miniをご購入頂いたとの事でしたが、問題は解決しましたか?

シルエットカメオは、コスパはとても良いと思うのですが、難点として

  • 精細な加工が苦手で(刃の向きを鋭角に切り替えるような加工は丸くなってしまう)、紙質によっては繊維を引っ張ってしまい切れないことも。
  • 素材を固定するために粘着性の加工マットが必要→加工後にうまく剥離できなかったり、マットの汚れが素材についてしまったりする。
  • ソフトウェアについては、イラレのデータをDXF変換してインポートすることができるが、パスが複雑な場合にデータが変形してしまうケースがあった。
  • 刃の耐久性がいまひとつな印象、またスペアの入手が大変だった。
  • 加工時の機械音が結構大きい。

などがありましたが、FABOOL Laser Miniでは、上記のような問題はなくなりました。
ただ、展示会でお話ししたように切断時の「臭いの発生」という課題はあります。

オプションに集塵機もありますが、大きさと費用の問題があるので……簡易排気装置を、ミニビニールハウスと洗濯機ホースで自作しました。ちゃんと小さいファンも付いているので、効果はあります。畳むと非常にコンパクトになるので、収納もバッチリです。
材料費で締めて3000円也。見かけは貧乏くさいですが(笑)しかしこれのおかげで、作業環境はだいぶ改善されました。

ただし素材(ビニールハウス)が可燃物なので、万が一を考えてレーザー加工機の稼働中はそばを離れないように注意しています。

自作の簡易排気装置

収納状態

ファンのブラケットはMDFをカットして作成

ー FABOOL Laser Miniのご購入は総合的に良い買い物になりましたでしょうか。

実は二匹目のドジョウを狙ってこちらも経費で……というわけには流石にいかず、完全自腹購入となりましたが、この価格でレーザー加工機を買えるとは思っていなかったので、(種々課題はありますが...臭いとかパワーとか)気にいっていますよ。

Amazonには中国製の怪しい(失礼!)製品がありますが、やはり品質が不安なのと、ソフトがMac対応していないものがほとんどです。
御社は新興ながら日本のメーカー、Mac対応ということで、それも購入の決め手になっています。

ー 弊社の製品を評価してくださってありがとうございます!
taka_tamaさんの作品はとても繊細な物ばかりですが、参考にされてるデザインアイデアや、データ作成のコツを教えて頂けませんか。

特にこれといった、デザインソースはないですね。
強いて言うと素材ですかね。小さな金具とか、発色の良い紙とか。素材からインスピレーションが湧くことは多いように思います。
これを使って何か作りたい、こんなのができるんじゃないか、というのは結構あります。なので、煮詰まった時はホームセンターとか画材屋さんに行きます(笑)。

お教えできるようなデータ作成のコツも、特にないんですが……凄いものを作ろうとしないことでしょうか。凄いものを作ろうと意気込むと十中八九、すぐ煮詰まって手が動かなくなります(笑)。

最初は、なるべくシンプルな方がいいです。それを一度出力して、実際に立体にしてみます。そうすると、それを見ながら、ああしたい、こうしたいが出てきて、どんどん肉付けされた結果、気づいたらこんなことになった……という作り方をしています。
あとデザインを思いついたら、ラフでいいので、すぐ形にして結果をみるようにしています。アイデアとか手法の良し悪しは、机上だけでは気づきにくいので。失敗の数だけ成功の確率が上がると思います。
そのために、こういった道具(レーザー加工機)が手元に必要なんだと思います。

そういった感じなので、作業効率はメチャクチャ悪いです。失敗作の方がはるかに多いし、材料の無駄もしかり。
しかし、後々にその無駄が別の作品で生きることも多いので最終的には帳尻が合ってるハズ……と思うようにしています。
悪く言うと、「行き当たりばったり」なんですが……ゴール(完成図)が先にあって、それを目指す方法だと苦しいんです。完成後に達成感はあっても、あまり楽しくはない。仕事はそういった方法論が求められるかと思いますが、作品づくりは仕事じゃないので。

例えるなら、行き先がわからないミステリートレインですね。
どうなるかわからない方がワクワクするんです。良くも悪くも、想定外の結果が楽しいという……。
そうしないと、続けられないです(笑)。
なので、作品づくりはそういうやり方をしています。

ー これから作ろうと計画なさっているアイデアがあれば、教えて下さい!

今作っているLEDキャンドル用のペーパークラフトランタンを12ヶ月分、つまり1月=1テーマで12種類作りたいと思ってます。
さらにはそこに電子工作の要素も少し入れて……来年のMaker Faire Tokyoのクラフト部門に個人出展して展示即売できたら面白いかなと。

すでに3種類あるので、あと9種類……来年が通常開催なら8月……間に合うかな(笑)

ー taka_tamaさん、本日は色々とお話を聞かせていただきありがとうございました。

ペーパークラフトランタン

taka_tamaさんはご自身の作品をウェブサイトにて公開されています。
ぜひご覧ください。
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