レーザー加工機初心者必見!レーザー加工機の選び方

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皆さんこんにちは!

最近、レーザー加工機(レーザーカッター)は各社から様々な種類のものが販売されていて、かなり選択肢が増えてきましたね。選択肢が増えることはいいことなのですが、自分に合っているレーザー加工機がどれなのかよくわからない方もいらっしゃると思います。一口にレーザー加工機と言っても様々な種類があり、レーザー光を生み出す媒体によって得意不得意な素材もあるので、なかなか見極めづらいですよね。

そこで今回は、自分にぴったりなレーザー加工機はどれなのか、レーザー加工機を購入する時に役立つヒントをご紹介したいと思います。

レーザーの種類

まずは、素材の加工可否に関わってくるレーザーの種類をご紹介します。今回ご紹介するもの以外にも種類はありますが、代表的な4種類を覚えていただければ問題ありません!

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは、その名の通りダイオードを使用したレーザーです。「小型である」「低電圧、低電流で使用できる」というメリットがあるので、小型のレーザーカッターに搭載されることが多く、10万円以下の製品も数多くあります。

smartDIYsで販売している「Etcher Laser」と「FABOOL Laser Mini」はこちらの種類になります。

レーザーパワーが低い、透明・半透明の素材が加工できない、白・青い素材の加工が苦手というデメリットはありますが、レーザー加工機の中では最安クラスになるので、入門機には最適な種類だと思います。

Etcher Laser

Etcher Laser。簡単操作で初心者にもおすすめです

CO2レーザー

CO2レーザーとは、炭酸ガスを媒介に赤外線を発生させ、その赤外線をレーザーに用いたものです。エネルギー効率が良く大きな出力も可能で、業務用のレーザーカッターによく使われます。他のレーザーとは違い、透明な素材も加工が可能です。

smartDIYsで販売している「FABOOL Laser CO2」と「FABOOL Laser DS」はこちらの種類になります。

FABOOL Laser CO2

FABOOL Laser CO2。ハイパワーなレーザー加工機です

ファイバーレーザー

光ファイバーを用いたレーザー加工機。金属や樹脂へのマーキングに向いていて、かなり精細に加工することが可能です。価格が比較的高く透明の素材が加工できないというデメリットはありますが、金属へのマーキングは非常に有用ですね。smartDIYsではこの種類のレーザー加工機は取り扱っていません。

YAGレーザー

こちらも金属や樹脂へのマーキングに向いているレーザーです。レーザー光を発生させるために使用している元素それぞれの頭文字「Y(イットリウム)」「A(アルミニウム)」「G(ガーネット)」をとり、YAGレーザーと呼ばれています。医療用としても広く使用されているレーザーです。smartDIYsではこの種類のレーザー加工機は取り扱っていません。

同じレーザーなのになぜ加工できる素材が変わってくるのか、それはレーザーの光の波長が違うためです。レーザーを放出するための媒体によって光の波長が変わり、それが目に見える可視光なのか、それとも赤外線や紫外線なのかによって加工できる素材が変わってきます。CO2レーザー・ファイバーレーザー・YAGレーザーは赤外線、ダイオードレーザーは可視光に分類されます。

レーザーの種類を決める

では実際どの種類のレーザーを選べばよいのか素材別にまとめてみたので、順を追ってみていきましょう。

透明・半透明の素材(透明アクリル・ガラスなど)を加工したい

透明な素材となるとCO2レーザーがおすすめです。というより他のレーザーでは加工ができません。切断・刻印を問題なく行えます。

アクリルのカット

アクリルのカット

ガラスへの刻印も可能です

ガラスへの刻印も可能です

じゃあ透明な素材を黒く塗ればダイオードレーザーでも加工できるのか?と思うかもしれませんが、塗装部がハゲるだけでレーザー光は透過してしまいます。透明な素材はCO2レーザーで加工をしましょう!

木材を加工したい

木材はダイオードレーザーかCO2レーザーがおすすめです。もちろんすべての木材が可能とは断言できませんが、大体の木材が加工可能です。

ダイオードレーザーはCO2レーザーに比べレーザーパワーが低い製品が多いです。そのため、切断をガンガンやりたい方はCO2レーザー、切断よりも刻印がメインの方はダイオードレーザーでも充分だと思います。

木材のカットはCO2レーザーが得意とするところです

木材のカットはCO2レーザーが得意とするところです

ダイオードレーザーでの刻印例

ダイオードレーザーでの刻印例

樹脂を加工したい

マーキングの場合はどの機種を選んでもできますが、切断の場合はCO2レーザーがおすすめです。樹脂はさまざまな種類があるので、加工できるかメーカーに問い合わせるのがおすすめです。

ABSの加工例

ABSの加工例。ダイオードレーザーでの刻印です

皮を加工したい

ダイオードレーザーかCO2レーザーがおすすめです。こちらも切断メインの方はCO2レーザー、刻印メインの方はダイオードレーザーでも充分です。

皮の加工例

ダイオードレーザーでの加工。加工時は臭いがキツイので換気が必要です

金属を加工したい

マーキングの場合はファイバーレーザー・YAGレーザーがおすすめです。CO2レーザーでも専用のマーキング剤を使用すればマーキングは可能なので、たまに金属の加工をする方はCO2レーザーでもいいと思います。

また、ダイオードレーザーやCO2レーザーでも、アルマイト処理されたアルミ(塗装したアルミ)なら、塗装部分を剥がす事によってマーキングしたような結果にはなります。

アルマイト処理アルミ加工例

アルマイト処理アルミ加工例

金属の切断は、高出力のCO2レーザーやファイバーレーザー、YAGレーザーで可能ですが、かなり高額な製品になってきます。

加工不可な素材

すべてのレーザー共通で加工を行えない素材もあります。

ポリ塩化ビニル(塩ビ、PVC)

ポリ塩化ビニルを加工すると、人体や加工機本体に対して有害なガスが発生します(刺激臭や黄色い煙が上がります)。合成皮革(原材料が「PVC」のもの)にも含まれていますので、誤って加工しないようご注意ください。

鏡・鏡面加工のもの

レーザー光が反射してしまい、人体や加工機本体を傷つける可能性があります。裏面が鏡面でなければ裏面から加工しましょう。

レーザー加工機の仕様で判断する

レーザーの種類が決定したら、次に紹介する主な加工機のスペックや価格で判断していきましょう。

レーザーパワー

文字通りレーザーのパワーです。レーザーパワーが大きければ厚い素材のカットが可能ですし、加工にかかる時間も短くなります。一般的にはレーザーパワーが大きくなるほど価格も高くなります。

弊社のレーザーカッターのレーザーパワーは、「Etcher Laser」と「FABOOL Laser Mini」は1.6Wと3.5Wの2種類、「FABOOL Laser CO2」は30W、「FABOOL Laser DS」は80Wとなっています。

加工時間の例を挙げると、厚さ1mmのMDFで100mm四方の四角をカットした場合、FABOOL Laser Mini 3.5Wだと約1分30秒、FABOOL Laser CO2だと約10秒です。だいぶ加工時間が変わってくるので、1日に何回もカットを行う場合はレーザーパワーが高い製品がおすすめです。

加工エリア

加工エリアの大きさも重要です。大きいに越したことはないですが、その分価格が高くなり加工機のサイズが大きくなります。しかし、レーザー加工機はすぐに買い換えるものではないので、将来のことも考え少し大きめの製品を購入するのもいいかもしれません。

ちなみに「FABOOL Laser Mini」は加工エリア30×23cm〜150×150cmまでの4種類を揃えています。

加工機のサイズ

ダイオードレーザー加工機は卓上タイプのものが多いですが、他のレーザー加工機は床に設置するような大きさのものが多いです。また本体以外にも周辺機器が必要になるので、設置場所はそれなりの広さが必要になります。

価格

ここがいちばん重要な部分かもしれません。CO2レーザーの場合、価格が数十万円から数百万のものまで様々です。もちろん高価格帯のものは価格に見合った素晴らしい加工機ですが、全員そのお金を出せるわけではありませんよね。

上記の仕様以外でも、加工の精度や加工スピード、加工に役立つオプションやソフトウェアなど、製品によって様々な違いがあり、価格もまちまちです。購入価格を少しでも安く抑えるためにも、自分のやりたい加工はなんなのかしっかりと見極めて加工機を選択しましょう。

smartDIYsの製品だとどれがいいのか

かなりざっくりとしてはいますが、smartDIYsの製品だと下記画像のような考えで選択してもらえればと思います。
チャート

「FABOOL Laser Mini」と「Etcher Laser」の違いについては「Etcher Laser」と「FABOOL Laser Mini」を比較しました!をご覧ください。

まとめ

まずは加工を想定している素材によって、どのレーザーの種類が良いか決めるのが良いと思います。種類を決めた後に、価格やレーザーパワー、加工エリアの違う様々な製品があるので、自分にあった製品を選んでください。その製品がsmartDIYsの製品ならとても嬉しいです(笑)

加工素材についてはもちろんここで紹介していない素材もレーザー加工機で加工はできます。「この素材は加工できるのか?」と疑問をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。また、お持ちの素材を送っていただければ弊社で加工する「サンプル加工」というサービスもあります。皆様のレーザー加工機選びをお手伝いしますので、ぜひお申し込みください。

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