HLシリーズ用底板板金オプションについて
HLシリーズにおけるレーザークラスと安全基準について
レーザー製品の使用には、安全性を確保するための国際規格「IEC 60825-1」が適用されています。日本国内では、この国際規格に準拠した「JIS C 6802(日本産業規格)」が定められており、すべてのレーザー機器はこの基準に基づいて設計・運用されています。
この規格では、レーザーの危険度に応じて「クラス1」から「クラス4」までの4段階に分類されており、クラスの数値が上がるほどリスクも高くなります。
HLシリーズはクラス4レーザー製品に該当
当社の「HLシリーズ」は、底板に板金がない構造のため密閉性がなく、最も高い危険度に分類される「クラス4レーザー製品」に該当します。
クラス4レーザーは高出力で、直接照射や反射光によって目や皮膚に重大な損傷を与える可能性があります。そのため、使用にあたっては以下のようなレーザー安全対策が求められます。
【クラス4レーザーに必要な安全管理】
- レーザー機器管理者の選任
- 管理区域の設定(立入禁止エリア、注意喚起の標識の設置)
底板板金の取り付けによるレーザークラスの低減効果
HLシリーズには、オプションとして専用の底板用板金をご用意しております。
この板金を装着することで機器の密閉性が向上し、製品は「クラス2レーザー」に再分類されます。
クラス2への変更によるメリット
- レーザーの外部漏れリスクが低減
- 管理者の選任や特別な安全区域の設置が不要
- 作業現場における安全性と運用効率が向上
HLシリーズをより安全かつ快適にご使用いただくためにも、底板板金オプションの導入をご検討ください。
詳しい仕様や価格、設置方法についてはお気軽にお問い合わせください。