加工精度|熱影響と誤差について
金属用レーザー切断機 FLC1500は、レーザー加工時の熱影響により、設計データよりも若干小さく加工される傾向があります。今回は、40mmの四角形データと20mmの円形データを使用し、加工結果と設計寸法との差異を検証しました。
加工条件
・素材 ステンレス
・厚み 1mm、2mm、3mm
・使用データ 40mmの四角形、20mmの円形
・パラメーター ステンレス用(厚み別)
加工結果
1mm


2mm


3mm


まとめ
金属用レーザー切断機 FLC1500による加工では、設計寸法と実際の加工寸法に約0.1mm〜0.13mmの誤差が生じることが確認されました。この誤差は、レーザーの熱による影響で発生するものであり、素材の種類や厚み、設定パラメーターによって異なります。高精度な寸法が求められる場合は、熱影響による寸法変化を考慮し、設計データを適切に調整することを推奨します。