2022年04月06日

LM110M 新発売!特徴② 金属へのカラーマーキング対応|実際の検証結果をご紹介します

こんにちは。
前回、人気のレーザーマーカーLM110Fの上位機種であるLM110Mの「特徴① 樹脂刻印ができる」についてご紹介しましたが、今回は2つ目の特徴である「カラーマーキングができる」についてご紹介したいと思います。

カラーマーキングとは、インクなどを一切使わずに、レーザーによってステンレスやチタンの表面に酸化皮膜を作り、そこを透過して金属表面で反射した光と酸化皮膜で反射した光の干渉によって発色させる技術です。

カラーマーキングができることで、製品や部品への刻印に彩色ができ、幅広い表現が可能になります。

カラーマーキングは、レーザー刻印による表現の可能性を広げる画期的な機能ですので、ぜひご一読ください。

LM110Mとは?

LM110Mは、金属・樹脂素材に刻印ができるレーザーマーカーです。見た目はLM110Fと変わりありませんが、搭載しているレーザー発振器に違いがあります。
LM110M
LM110Mでは、レーザー発振器にMOPAレーザーを採用したことで、レーザー刻印できるバリエーションが増えました。現行機のLM110Fがバージョンアップした上位機種がLM110Mだと捉えていただくと分かりやすいかもしれません。

LM110Mでカラーマーキングが可能に。

標準機種のLM110Fでは、レーザー刻印で表現できるカラーバリエーションは、白色か黒色の2パターンでした(ステンレスにて検証済み)。

しかし、上位機種のLM110Mではより細かくパラメータを可変することが可能になり、豊富なカラーマーキングができるようになりました。

カラーマーキングが可能な素材

  • ステンレス
  • チタン

カラーマーキング例
LM110Fによる白黒のマーキングについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
白黒どっちにする?ステンレスへのマーキングの文字色を変えてみよう!LM110Fで検証しました

LM110Mの使い方

使い方はLM110Fと同様、とてもシンプルで簡単です。
LM110Mのレバーを上げ、所定の位置に加工したい金属素材をおきます(カラーマーキング加工が可能な素材はステンレス・チタンに限ります)。
LM110Mのレバーを上げる
加工したい素材を置く
付属の専用ソフトでデザインデータを読み込み、刻印したいデータの位置合わせを確認後、レバーを下ろして準備完了。

専用ソフトの「刻印」ボタンを押し、レーザー照射が終わるのを待てば刻印完成です。

【検証】LM110Mで金属素材にカラーマーキングしてみました

では、LM110Mを使ったカラーマーキングの加工方法をご紹介します。

今回検証に使用した素材と加工結果

シェラカップ

素材:ステンレス
刻印カラー:ピンク系
刻印データの大きさ:50×250mm
パラメータ:スピード 400mm/sec パワー 38% 周波数 180KHz パルス幅 80ns ハッチング 0.005mm
シェラカップ加工結果

トレイ

素材:ステンレス
刻印カラー:グリーン系
刻印データの大きさ:40×100mm
パラメータ:スピード 1500mm/sec パワー 40% 周波数 350HKz パルス幅 13ns ハッチング 0.001mm
トレイ加工結果

シェラカップとトレイで実際に検証してみて気づいた点としては、

  • カラーマーキングは通常のマーキングより非常に時間がかかる
  • 本記事と同じパラメータにしても同じ色が出るとは限らない
  • 薄い素材の場合、設定したパラメーターによっては、熱により素材が歪む可能性がある

希望の色をそのまま発色させるには何度か事前テストが必要になると思いますので、ぜひお持ちの素材に合わせて加工を試してみてください。

上手くいかなかった加工例

フォーク

素材:ステンレス
刻印データの大きさ:7×30mm
フォーク加工結果

スプーンの柄にロゴを刻印してみましたが、曲面に反応して色ムラができました。
カラーマーキングをしたい場合は、できるだけ平らな素材を用意した方が色が均一にでるようです。

データ形式の注意点

ラスターデータを用いると加工が上手くできませんでした。
カラーマーキングをする場合は、ベクターデータをご使用いただくのがおすすめです。

まとめ

新発売の金属・樹脂専用レーザーマーカー 「LM110M」の2つ目の特徴であるカラーマーキングについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

色彩豊かなマーキングができたら、レーザー刻印による表現の幅が広がり、製品やサービス展開など様々なものづくりの場面に応用できますね。

LM110F・LM110Mパンフレット
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