簡単レーザー加工機「Etcher Laser」を今一度ご紹介!

使い方・コツ・製品
このエントリーをはてなブックマークに追加

皆さんこんにちは! レーザー加工機「Etcher Laser」が販売されてから半年ほど経ちました。多くの皆さんにご購入いただき感謝申し上げます!

Etcher Laserはカメラが搭載されていて、簡単に加工ができるレーザー加工機ですが、Etcher Laserの良さがいまいちわからない方もまだまだいらっしゃると思います。そこで今回は、Etcher Laserとはどんな加工機なのか、改めてまとめてみましたのでぜひご覧ください。

Etcher Laserとは?

まずはEtcher Laserの基本的な仕様をご紹介します。

ダイオードレーザーを搭載

ダイオードレーザーとはその名の通り「ダイオード(半導体)」を用いたレーザーです。「小型である」「低電圧、低電流で使用できる」というメリットがあるので、小型のレーザー加工機に搭載されることが多く、ダイオードレーザーを搭載したレーザー加工機は比較的安価な製品が数多くあります。

Etcher Laserもこのダイオードレーザーを搭載しているため、89,800円〜という個人でも手が届くお値段で皆様に提供することができています。

2種類のレーザーパワー

Etcher Laserは1.6Wと3.5Wという2種類のレーザーパワーを用意しています。レーザーパワーが違うと何が変わってくるのか、それは「切断できる素材の厚さ」と「加工にかかる時間」です。

素材の硬度や組成によって変わってきますが、おおよそ1.6Wは1.5mm、3.5Wは3mmまでの厚さの素材の切断が可能です。

また、同じ素材を加工した場合、1.6Wより3.5Wのほうが加工時間はだいたい1/2〜1/3ほど短くなります。

もちろん、価格は1.6Wのほうが安いです。加工の精度はどちらも同じなので、刻印加工がメインの方は1.6W、刻印・切断加工を両方行う方は3.5Wがおすすめです。

レーザーヘッド

レーザーパワーはレーザーヘッドを交換することで変更できます

加工可能素材

Etcher Laserは、紙や木材、布、革、プラスチック、食品など様々な素材を加工できます。

しかし、加工できない素材もいくつかあります。透明・半透明の素材の加工が不可、白・青色の素材が不得意です。また、金属も加工ができません。

その他、加工すると有毒なガスが出てしまう塩ビも加工ができません。上記はEtcher Laserだ

加工できないというわけではなく、ダイオードレーザーの特性として加工ができません。

詳しくは「加工できる素材について」をご覧ください。

加工の性能

加工性能を表す数値はレーザーのスポット径やタイミングベルトの最小ステップ幅といったものになりますが、この数値だけでは何のことかわからないと思いますので、切断・刻印の写真を用意しました。

ちなみにレーザースポット径は0.2mm、タイミングベルトの最小ステップ幅は0.125mm(分解能)です。

蝶のカット

画用紙を使って1円玉の大きさの蝶を切断

蝶のカット

写真を刻印。細かい部分もキレイにできていますね

外観・加工エリア

Etcher Laserは白い筐体にオレンジのドアが特徴的なレーザー加工機ですが、実はドアがオレンジなのは意味があるんです。Etcher Laserに搭載されているダイオードレーザーは、オレンジや赤色のアクリルを透過しないため、加工機の外に光が漏れることを防ぐ役割があります。ドア以外は金属製のため、光が漏れることはなく安全に加工を行うことができます。

Etcher Laser 外観

サイズは横57cm×縦47cm×高さ20cm、重さは12.5kgとやや重いですが、大人であれば一人で運べるサイズ・重さです。

加工エリアは「300×198mm」です。A4サイズ(297×210mm)に若干足りていないですが、加工機自体にA4サイズの素材は入るので加工は可能です。

対応データ

Etcher Laserを操作する専用ソフトウェアには、jpgやpngといった写真データやイラストレーターで作成・加工ができるsvg、CADソフトから書き出せるdxfといった様々な形式のデータを読み込むことができます。

ソフトウェアのダウンロード・使用はもちろん無料です。

ソフトウェアの詳しい説明はこちら

刻印が精細

Etcher Laserの特徴!

では次に、他社のダイオードレーザー加工機にはなかなかないEtcher Laserの特徴をご紹介します!

カメラを搭載

Etcher Laserには加工機内を撮影するカメラが搭載されています。このカメラは何に使うのかというと、「位置合わせ」と「データのスキャニング」です。

位置合わせ

レーザー加工機を使う上で若干面倒くさい「位置合わせ」という作業があります。ソフトウェア上に配置したデータと加工機内に配置した素材の位置を合わせる作業のことです。この位置合わせがずれていると、思ったところにレーザーが照射されずうまく加工ができません。

レーザー加工機によって位置合わせの方法は様々ですが、Etcher Laserはカメラを使用することによってとても簡単に行うことができます。

素材を加工機内に配置しカメラで撮影。するとソフトウェアに加工機内の写真が表示されます。この写真をもとにデータの位置を調整することで、簡単に位置合わせを行うことができます。

データのスキャニング

Etcher Laserはカメラを用いたスキャン機能があり、自分で書いた文字やイラストをソフトウェアに取り込み加工をすることができます。

お子さんが書いたイラストを取り込んでパンケーキに刻印、なんてこともできるのでデータ作成が苦手な方も簡単に加工を行えます。

底部取り外し可能モデル

Etcher Laserは通常モデルと底部取り外し可能モデルの2種類をご用意しています。加工機の底を取り外せるかどうかの違いですが、底を取り外せることによって加工機内に入らないサイズの素材も加工が可能です!

通常モデルはだいたいA4サイズまで、底部取り外し可能モデルは素材のサイズに制限はないので、大きい素材に加工したい方には底部取り外し可能モデルをおすすめします。

また、素材の高さの上限は通常30mmまでとなりますが、底部取り外し可能モデルで台座の上に本体をセットした状態であれば、80mmまでの素材の加工が可能です。

底部取り外し可能モデル

底部を取り外すことでEtcher Laserを置いている机に刻印ができます

スマートフォン対応

Etcher Laserはスマートフォン(iOSのみ)での操作も対応しています。スマホアプリでも位置合わせをカメラでできたり、データのスキャンもできるので、PCがなくても簡単に加工を行えます。

スマホアプリ

よくある質問

では次にお客様からよく頂く質問をまとめました。

ランニングコスト・消耗品について

Etcher Laserの消費電力は約70W。電気料金の契約内容によって変わりますが、8時間使用した場合約15円かかります。消費電力70Wはレーザーを100%で出力し続けた時のものなので、実際はもっと安くはなります。

消耗品についてはレーザー光を出力する「レーザーヘッド」が消耗品となります。レーザー加工機を使用し続ける上で、レーザーヘッドの中にあるレーザーモジュールの劣化(レーザーパワーの低下)は必ず起こってしまうため、購入した当初のパラメータで加工ができなくなってきます。パラメータを調整すれば良い話ですが、あまりにも加工に時間がかかってしまう場合はレーザーヘッドの交換を検討してください。

レーザーヘッド1.6W:15,500円(税別) レーザーヘッド3.5W:33,800円(税別)

レーザーヘッド(レーザーモジュール)の寿命は平均で約5000時間程度ですが、5000時間に到達しなくてもレーザーパワーの低下は起こります。Etcher Laserの連続加工時間の目安は1時間ですが、1時間以上連続で加工をおこなうとレーザーヘッドの寿命が短くなってしまうので気をつけましょう。

FABOOL Laser Mini との違い

FABOOL Laser Miniは、Etcher Laserと同じダイオードレーザーを搭載しており、レーザーパワーも1.6Wと3.5Wの2種類を販売しています。そのため、加工できる素材は同じですが、FABOOL Laser Miniは組み立て式だったりカメラがついてなかったりと、加工の準備段階で若干の手間がかかります。

その分価格が安いことや、加工エリアのサイズを4種類から選べるといったメリットもあるので、自分がどういった加工を行いたいのか、ということをよく考え両機種を比較していただければと思います。

両機種のもう少し詳しい比較については「新発売のレーザーカッターEtcher LaserとFABOOL Laser Miniを比較しました!」をご覧ください。

加工時の煙や臭いについて

レーザー加工機を使う上で排気の問題が必ずでてきます。素材によっては煙や臭いがかなりでてしまうので排気機器が必要になりますが、Etcher Laserでは2種類の排気機器を用意しています。

排気ファン

Etcher Laserには標準でファンが搭載されていますが、さらに多くの煙・臭いを排出するために排気ファンの購入をおすすめしています。レーザー加工機内に発生した煙・臭いを屋外や換気扇付近に排出するための装置です。

集塵機

集塵機は屋外への排気や換気扇などの環境がない場合におすすめです。吸引した煙・臭いをフィルターで浄化した後に外に排出します。100%臭いが取れるわけではありませんが、密閉された室内で加工を行う場合は集塵機がおすすめです。

製品の価格

最後に製品の価格をお伝えします。

1.6W 3.5W
通常モデル 89,800 円(税別) 114,800 円(税別)
底部取り外し可能+台座 104,800 円(税別) 129,800 円(税別)

まとめ

というわけで、Etcher Laserの仕様・特徴をご説明させていただきました。Etcher Laserは価格も安く簡単に使えるのでレーザー加工機の入門機としては最適です! 今までレーザー加工機を使ったことがない方も、ぜひこの機会にEtcher Laserの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加