7種類のダンボールで検証!ダンボールの最適なパラメーター追求

素材加工例
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サンプルリクエストで意外と承る機会のあるのが“ダンボール”素材。
パワーが弱いと切りきれず、強すぎると焦げが目立ってしまうダンボール。
今日、ダンボールはエコ思考の影響も受けてか、様々なシーンで使われておりますが、用途によって厚みや硬さが全く異なる為、一概にダンボールと言っても、パラメーターが全く異なってきます。

今回は7種類(A~G)のダンボール素材を集め、Fabool Laser シリーズの各種で最適なパラメーターを追求してみました。
参考カッティングデータは5センチ四方の正方形を4ピースのパズルに分けたものです。

ダンボールA

全体の厚さは5mmのこの素材。ダンボールのなみなみになっている部分は“フルート”と呼ばれ、このフルートにも様々なパターンがあるんですね。このフルートによって、ダンボールのタイプが別れてきます。この5mm厚のダンボールがもっとも一般的なタイプで、Aフルートと呼ばれています。Amazonの箱もこちらのタイプです。(Amazonの小型宅配箱はBフルート、この後ダンボールFとして紹介します)
FABOOL Laser CO2とFABOOL Laser DSで切断してみます。

FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 2000mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 25秒


FABOOL Laser DS パラメーター

スピード 3000mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 20秒


ダンボールB

全体の厚さは8mmと少し厚めのこの素材。
フルート部分が二層になっているタイプです。一段目がAフルートである5mm厚の層、二層目がBフルートと呼ばれる3mm厚の層。この二層を組み合せたダンボールはWフルートと呼ばれ、主に重量物用や海外発送用に使用されているそうです。
こちらはFABOOL Laser CO2とFABOOL Laser DSで切断します。

FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 900mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 30秒


FABOOL Laser DS パラメーター

スピード 1800mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 15秒


ダンボールC

1.1mm厚のFフルートからなるこの素材は、段目が細かく、平骨度が高いので精密な*フレキソ印刷に向いていて、メール便用の箱に用いられるそうです。
こちらはFABOOL Laser Miniの3.5WとFABOOL Laser CO2を利用しました。

(*版の素材にゴムや合成樹脂を使用し、液状インキを用いる印刷方式)

FABOOL Laser Mini 3.5W パラメーター

スピード 200mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 1分46秒


FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 1500mm/min
パワー 30%
回数 1回
時間 20秒


ダンボールD

3mm厚であるBフルートが二層になっているWフルートタイプです。全体で6mm厚になります。
こちらはFABOOL Laser CO2とFABOOL Laser DSで切断します。

FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 1500mm/min
パワー 100%
回数 2回
時間 40秒


FABOOL Laser DS パラメーター

スピード 900mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 30秒


ダンボールE

このタイプはEフルートと呼ばれ、波の部分が大変細かく、段目が目立たないのでパッケージやギフトBOXとして利用されることが多いそうです。1.5mm厚になります。
こちらはFABOOL Laser Miniの3.5WとFABOOL Laser CO2を利用しました。

FABOOL Laser Mini 3.5W パラメーター

スピード 300mm/min
パワー 100%
回数 2回
時間 2分30秒


FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 1500mm/min
パワー 20%
回数 1回
時間 20秒


ダンボールF

こちらは3mm厚のBフルートです。Bフルートはもっとも一般的な5mm厚のAフルートよりも波の部分が細かい作りになっています。軽量物や小型の宅配箱に使用されているそうです。
FABOOL Laser Miniの3.5WとFABOOL Laser CO2で切断します。

FABOOL Laser Mini 3.5W パラメーター

スピード 200mm/min
パワー 100%
回数 3回
時間 5分40秒


FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 1500mm/min
パワー 70%
回数 1回
時間 20秒


ダンボールG

こちらは本来のダンボールの基本的形態、3枚紙から成らず、2枚から成るダンボール紙です。フレキシブルに曲がる上、紙としては強度が高いです。FABOOL Laser Miniの3.5WとFABOOL Laser CO2を使用します。

FABOOL Laser Mini 3.5W パラメーター

スピード 500mm/min
パワー 100%
回数 1回
時間 54秒


FABOOL Laser CO2 パラメーター

スピード 1500mm/min
パワー 15%
回数 1回
時間 20秒


まとめ

ダンボール素材を試す中で、空気をフルートに含むからなのか、燃えやすい印象を受けました。焦げはもちろんですが、火が広がってしまい、素材に穴が空いてしまうことも。
FABOOL Laser CO2とFABOOL Laser DSに関しては、スピードの設定を1000以下にすると燃えやすくなりました。

なるべく出力を落とし、回数を重ねる事でそのような事は回避できます。
特に今回はパズルを切り抜いたので、ピース間の間が開き過ぎてしまわないよう、なるべくレーザーが細く出るように心がけました。レーザーを細く出力するには、極力低パワーにするのがポイントです。

梱包ツールとしてだけではなく、様々な用途で利用されるダンボール。
次回はダンボールがどんなシーンで使われているのか、レーザーでダンボールがどう変化するのかご紹介していきたいと思います。

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