2020年09月11日

ダンボール工作巨匠に学ぶ!ダンボールクラフト

9月に入り、異常な暑さが落ち着いたかと思うと台風の季節です。

みなさんは弊社のユーザーさん、トモヲさんをご存知ですか。
ダンボールクラフトを中心にモノづくりをされている方なのですが、とてもクオリティの高いガンダム作品を中心に製作をされており、ガンダム作品のツイートにはなんと「いいね」が10万超え。Yahoo!ニュースにも取り上げられるなど、まさに話題のユーザーさんなのです!

ガンダムヘルメットを昨年のMaker Faireにて展示させて頂いた際には、お客様に大変好評でした。

Maker Faireでガンダムヘルメットを展示

今回はそんなトモヲさんからペンギンヘルメットのデータを頂いたので、早速弊社でも製作してみました。

ペンギンヘルメットを製作

そしてなんと!皆さんにもぜひ、というトモヲさんのご厚意により、弊社のユーザー様であれば無料でデータをダウンロード頂けます!

作り方のコツと、作る過程の動画を作製しましたので、皆さんも挑戦してみてください。

用意するもの

ペンギンヘルメットのデータ
ダンボール(今回は1mm厚のものを使用しました)
ハンマー
ペン(もしくはペンと同じくらいの太さの棒)
マスキングテープ
グルーガン・グルースティック
スプレーペイント(色を塗らない方は必要ありません)

レーザー加工機でダンボール切断

今回使用した機種はFABOOL Laser CO2ですが、FABOOL Laser Mini 3.5W、もしくはEtcher Laser 3.5Wでもダンボールのカットは可能です!
トモヲさんはFABOOL Laser Miniを使用されており、レーザーでダンボールにマーキングをした後、カッターで最終的な切断をしているそうです。

まずはデータ通りにダンボールを切り出していきます。
パラメーターは以下の通りです。

FABOOL Laser CO2
スピード 6000mm/min、パワー 10%、回数 1回

FABOOL Laser Mini、Etcher Laser
3.5W:スピード 150mm/min、パワー 100%、回数 1回
1.6W:スピード 120mm/min、パワー 100%、回数 1回

※このパラメーターはあくまでも目安になります。お客様が使用されるダンボールの素材や厚さ等により、パラメーターは左右されます。

切り出しが完了。見やすいように全て並べてみます。

パーツの切り出しが完了

ペイント・製作のコツ

もし色を付けたい場合はこの段階で付けます。
今回はくちばしの部分を黄色、顔の部分を白くペイントしました。

パーツにペイント

ペイントにはスプレータイプのものを使用しました。
上段左側の一番小さなパーツは目の部分なので、目の部分を空けてご利用される場合は必要のないパーツになります。

では、ここでトモヲさん直伝のコツ。
点線部分をペンや棒でなぞって、折れやすくします。

点線部分をペンや棒でなぞり、折れやすくする

パーツの端はハンマーで叩いて薄くします。

パーツの端をハンマーで叩く

ハンマーがなければ、ドライバーの持ち手の部分等も使えます。

ハンマーの代わりにドライバーを使用

この一手間で、パーツを貼り合わせた時、パーツ同士の隙間が小さくなって仕上がりが断然綺麗になります。

ダンボール貼り合わせ

では、いよいよ貼り合わせに入ります。
折り目の点線を入れた面が裏側になり、そちらをグルーガンで貼り合わせていきます。そのため、表面をマスキングテープで仮止めして、裏面からグルーガンで貼っていきます。

参考動画を作製したので、こちらを見ながらやって頂くとスムーズにできるかと思います。

難しく見えるかもしれませんが、どのパーツがどこにいくのか、パズル感覚で挑戦してみてください!

最後に、被った時の頭の高さを調節する円筒のパーツを作って貼れば完成です!
(好みに合わせて適当に調整してください)

ヘルメット内側に高さを調整する円筒のパーツ
完成

おわりに

トモヲさんは、作品をご家族で被り、撮影した写真をTwitterにアップされています。

トモヲさん写真

他にも様々な作品をTwitterにて公開されてますので、これからもトモヲさんの動向をお見逃しなく!
トモヲさん、データのご提供ありがとうございました!

まずは無料体験
してみませんか?

3分でわかる!デジタル工作機器の選び方
ダウンロードはこちら