| 会社名 | 成好金属有限会社 |
|---|---|
| 住所 | 岡山県和気郡和気町本279 |
| Webサイト | https://seikoukinzoku.co.jp/ |
| 業種 | 金属加工業(プレス・板金加工・機械加工) |
| 事業内容 | 建設機械部品・農業機械部品・自動車関連部品の製造。自社製品としてチップソー研磨機の開発・販売も手がける |
| 従業員数 | 9名 |
| 導入機種 | FLC1500(レーザー切断機) |
- 自社製品の部品を外注に頼っており納期・コストに課題があった
- 試作品の制作に時間がかかり開発スピードが上がらなかった
- 他社製品はサイズ・価格ともに自社の用途に合わなかった
- 内製化により納期が1週間〜10日から2〜3日へ大幅短縮。外注費も概算で月20万円削減
- 試作品をその場ですぐ形にできる開発環境を実現
- 価格と信頼できる商社からの紹介で安心して導入に踏み切れた
- レーザー加工の受注が増加し一貫加工の対応力が向上
プレス・板金加工・機械加工を手がけ、建設機械や農業機械部品の製造に加えて自社製品の開発も行う成好金属有限会社。外注頼りだった切断工程を内製化すべくFLC1500を導入したことで、開発スピードと受注力の両面で大きな変化をもたらしました。今回は生産管理の担当者様に、導入の経緯から現場での活用方法、そして具体的な効果についてお話を伺いました。

この記事でわかること
導入の背景:外注依存のコスト・納期・試作の3つの課題
自社製品の部品をすべて外注。納期とコストが悩みのタネだった
成好金属有限会社では、岡山県内に2拠点の工場を構え、プレス・板金加工と機械加工を主力事業としています。建設機械・農業機械・自動車関連部品の製造に加えて、自社製品としてチップソー研磨機の開発・販売も手がけています。
FLC1500を導入する以前、自社製品である研磨機の研磨台部品はすべて外部のレーザー加工業者に委託していました。外注では納期に数日から1週間以上かかるため、コストだけでなく開発のスピードにも影響が出ていました。
「主な目的は自社製品の研磨台の制作です。これまで研磨台の部品は外部のレーザー加工業者に依頼していたのですが、納期とコストの面で課題があり、自社で制作できるようにしたいということでレーザー加工機の導入を検討し始めました」

試作品の開発スピードが上がらない
外注依存のもう一つの弊害が、試作品の制作にかかる時間でした。試作品を作るたびに外注業者に依頼し、数日待って結果を確認し、また修正して外注する——このサイクルが開発スピードの足かせになっていました。
「試作品の制作では、その場ですぐ手直しができるので、レーザー加工機が欲しいと思いました。外注だと試作のたびに数日かかってしまいますし、往復しているうちに何をしていたか分からなくなったり、また寸法を少し変えたいという時にまた時間がかかったりということで」
選定の経緯:他社は小型でも2,000万円。価格と信頼が決め手に
FLC1500の導入にあたっては、他社製品との比較検討も行いました。しかし大型機はもちろん、小型機であっても他社製品は2,000万円程度の見積もりとなり、内製化目的の用途には価格が合いませんでした。また中国製品も検討しましたが、価格面でも大きな差はありませんでした。
「他社さんにも見積もりをもらったのですが、大型機はもちろん、小型機でも2,000〜3,000万円ほどで、中国製を検討してもあまり価格差がなく、高額でした」
smartDIYsの製品を知ったきっかけは、信頼できる商社からの紹介でした。価格と、自社製品の内製化に適したサイズ感が決め手となり、導入を決定しました。
「価格が一番の決め手でした。自社製品の内製化に使うには小型でちょうど良いサイズでしたし、紹介してくださったのが信頼できる商社さんだったので、安心して導入を決められました」

活用方法:自社製品から受託加工まで、素材は鉄とステンレスが中心
現在FLC1500は、自社製品の研磨台部品の制作をメインに、受託のレーザー加工にも活用しています。素材は主にSPHC(鉄)とステンレスです。
運用上の工夫として、板厚ごとに加工条件をデータ化して管理しています。また、加工ベッドなどの消耗品についても自社で切り出して使用するなど、コストを抑える工夫を随所に取り入れています。

導入の効果:納期短縮・コスト削減・新規受注の拡大
納期が1週間〜10日から2〜3日へ大幅短縮
最も大きな効果は納期の短縮です。効果について、担当者様は次のように語っています。
「納期は今まで1週間から10日かかっていたものが2〜3日でできるようになりましたし、試作品も思い立った時にすぐ制作できるようになりました。コストは概算で月20万円ほどの削減効果が見込めています」
想定外の効果:レーザー加工の受注が増加
導入前には想定していなかった効果として、レーザー加工の受注が新たに増加しました。「レーザー加工機を持っている」という情報が広まったことで、機械加工・レーザー加工・溶接まで一貫して対応できる会社としての認知が高まりました。
「レーザー加工機を持っていると伝えると、レーザー加工の部品受注もいただけるようになりました。今は自社製品だけでなく受注部品の製造もしています。機械加工・レーザー加工・溶接まで一貫して対応できるということで、それぞれ別々に発注していたお客様からもまとめてご依頼いただけるようになり、それも大きな効果でした」
溶接治具をすぐ自作できるようになった
加工の幅が広がったことで、溶接治具もその場で素早く制作できるようになりました。これまで「この溶接はできない」と諦めていた案件も、治具をすぐ作れることで対応できるようになっています。

導入当初:加工条件の最適化に時間がかかった
導入当初は、加工条件の設定に苦労しました。取扱説明書の通りに設定しても思い通りに切れず、バリが出るなど安定した品質を出すまでに時間を要したといいます。
「取扱説明書の通りに設定しても思い通りに切れなかったり、バリが出たり、板厚が変わるたびにまた条件が安定しなくなったりと、順調に切れるようになるまでに時間がかかりました。ただその都度すぐに対応していただけたので、なんとかなりました」
現在は素材・板厚ごとの加工条件が確立されており、安定した運用ができています。

- 外注依存から脱却し、部品の納期を1週間〜10日から2〜3日へ大幅に短縮できた
- 外注費が概算で月20万円削減できた
- 試作品をその場ですぐ制作・修正できる開発環境を実現し、開発スピードが向上した
- 「レーザー加工ができる会社」として認知され、新規のレーザー加工受注が増加した
- 溶接治具をすぐ自作できるようになり、これまで対応できなかった溶接案件にも対応可能になった