海外サイトで販売されている15Wのダイオードレーザーは本当に15Wなのか!?

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弊社のfacebookグループ「作品共有」でも話題になりました、海外サイトで販売している15Wのダイオードレーザーは本当に15Wなのか問題、弊社で購入し検証してみました。

レーザー概要

某海外サイトでダイオードレーザー15Wモデルを購入。日本円で18,290円でした。激安ですね。スペックは、波長は445〜450nm、焦点距離50mmだそうです。

このダイオードレーザーをFABOOL laser Miniに搭載し、検証を行いました。

検証

実際にカットする前に光量測定器で光量を測定したところ5W程度でした。光量自体も安定しておらず、レーザーを出し続けると光量が低下していきます。この時点で到底15Wではないことが判明しましたが検証を続けます…。

次にFABOOL Laser Miniを使用し、1.6W・3.5W・15Wで同素材(3種類)をカットしました。レーザーヘッドのスピードは変化をもたせていますが、パワーは100%で統一しています。データを何周すればカットができるかを確認します。

黒色アクリル3mm

速度 1.6W 3.5W 15W
100 カット不可 4回 4回
200 カット不可 10回 9回
300 カット不可 14回 12回
400 カット不可 20回 19回

二層板

速度 1.6W 3.5W 15W
100 1回 1回 1回
200 3回 2回 1回
300 5回 3回 3回
400 7回 3回 3回
500 9回 5回 5回

バルサ4mm

速度 1.6W 3.5W 15W
100 カット不可 燃えたため不可 2回
200 カット不可 燃えたため不可 3回
300 カット不可 3回 3回
400 カット不可 3回 4回
500 カット不可 5回 5回

なんとも微妙な結果になっています。3.5Wと切断回数が近くはなっているので、測定したとおり5W程度だと思われます。また、実験中に15Wのレーザー基板が故障しました。

考察

アクリル・二層板では15Wのほうがパワーが強そうですが、バルサでは3.5Wのほうがパワーが強い結果になっています。素材の違いというよりも、安定して5Wのパワーが出力されていない可能性があります。

他にもいくつか問題が。レーザーモジュールに対してファンが小さすぎるため排煙が上手くいっていないこと、レーザー基板に熱放出をするための機能がないため故障しやすいことが考えられます。

まとめると、今回購入した15Wのダイオードレーザーは4〜5W程しかパワーがありませんでした。5Wレーザーだとわかりつつ使用するのも良いですが、出力100%で常に稼働させるのは不向きですし、いつ壊れてもおかしくないです。また、レーザー出力が安定しないため、パラメーターの設定が難しいかと思われます。本当に15Wだったらものすごく魅力的な商品だったのですが、残念な結果になりました(全てのメーカ・販売元の15Wモデルを検証してはいない為、もしかしたら本当に掘り出し物があるかもしれません)。皆さんぜひ参考にしてみてください。

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