製品全般
金属ヒューム集塵機について
レーザー加工工程で発生するヒュームは非常に微細なため、集塵能力が不十分だと装置内や配管内に堆積したり、ワークに再付着して品質不良や歩留まり低下の原因になります。また、こうした微細な粉じんを吸い込み続けると、オペレーターの呼吸器に負担がかかり、健康被害につながるおそれもあります。
金属ヒューム集塵機は、微細なヒュームを確実に捕集することで、加工品質の安定と、働く人の健康・安全な作業環境の両方を維持します。

集塵性能
- 高精度フィルタリング: 0.3〜1μmの微粒子を99.8%キャッチ。目詰まりしにくい特殊コーティングフィルターで、長く安定してお使いいただけます。
- 安定した処理能力: 風量2200m³/h・静圧2200Pa。大量のヒュームが発生する工程でも、安定した吸引力を維持します。
- 自動クリーニング: パルスジェット方式による自動フィルター清掃で、連続稼働時の目詰まりを抑制します。
- 大容量ダストボックス: 120L。頻繁な排出作業が不要です。
- 静音設計: 消音機装着時72dB(A)。周囲の作業環境にも配慮した設計です。
- 火花侵入防止金網: 吸気口からの火花・高温異物の侵入を防ぎ、フィルターの損傷を防止します。
監視機能
- 常時監視・自動停止: 差圧センサー・温度センサーで異常を検知し、設定値を超えると自動的に運転を停止します。
- モーター保護: 欠相保護・電流検知(上限値設定・アラート)により、モーターの故障や過負荷を未然に防ぎます。
フィルターの清掃・交換について
本製品はパルスジェット式による自動フィルター清掃機能を備えています。この機能を使う場合、エアコンプレッサーの接続(圧力0.4〜0.6MPa)が必要です。
コンプレッサーを接続しない場合でも本製品をご使用いただけますが、自動清掃が行われないため、フィルターが目詰まりしやすくなり、定期的に取り外して手動で清掃(エアブロー)する必要があります。
なお、フィルターの交換目安は2000~3000時間です。この交換頻度は、自動フィルター清掃機能の使用有無に関わらず同程度と見込まれます。
スペック
| 電源 | 単相200V(220V) 50/60Hz ※購入時に周波数を選択 |
|---|---|
| 定格出力 | 2.2kW |
| 処理風量 | 2200 m3/h |
| 最大静圧 | 2200 Pa |
| ろ過精度/効率 | 0.3〜1μm / 99.8% |
| フィルター | 負圧外部フィルター(ポリエステル繊維PTFEコーティング) |
| 清掃方式 | パルスジェット式 |
| ダストボックス容量 | 120L |
| 騒音値 | 72dB(A)(消音機装着時) |
| 保護等級 | IP54 |
| 外形寸法/重量 | 600×630×1580mm / 約130kg |
| 梱包寸法 | 本体:650×680×1690mm(パレット付きダンボール梱包)、付属品:500×450×450mm(ダンボール梱包) |
| 付属品 | アルミフレキシブルダクト(吸気口用:直径200mm×2m / 排気口用:直径150mm×3m)、ホースバンド、アルミテープ、集塵フード |
製品価格
金属ヒューム集塵機:1,078,000円(税込)
金属ヒューム集塵機用フィルター:51,700円(税込)
ご注文後、2~3ヶ月程度で出荷予定
労働基準監督署への届出について
労働安全衛生法に基づく局所排気装置の設置届は、粉じん障害防止規則の「特定粉じん作業」など、法令で局所排気装置の設置が義務付けられている作業に対して必要となります。
レーザー加工で発生するヒュームについては、特定化学物質障害予防規則の対象となる「金属アーク溶接等作業」には該当せず(同規則はアークを熱源とする作業が対象で、レーザーを熱源とするものは含まれません)、粉じん障害防止規則の特定粉じん発生源にも該当しないため、届出は通常不要と考えられます。
ただし、アーク溶接や研削作業など、法令で局所排気装置の設置が義務付けられている工程で使用する場合は、届出が必要となることがあります。特に、壁や天井に配管ダクトを施工して接続するなど、移動を前提としない形で設置する場合はご注意ください。
詳細は所轄の労働基準監督署にご確認ください。
ご使用にあたって
本製品は、アルミニウム・マグネシウム等の爆発性・可燃性の金属粉じんには対応していません。また、可燃性ガスが存在する環境では使用しないでください。