2014年12月30日

レーザー加工機(カッター) レーザー光の基礎のきそ 指向性、コヒーレント編

レーザー光の指向性

レーザー加工機(カッター) レーザー光の基礎のきそ 単色性編
CO2レーザー加工機(カッター) 構造編 レーザー管

レーザー光の主な特徴は以下となります。

今回は「指向性」と「コヒーレント」について見ていきます。

レーザー光の指向性

基礎

レーザーやLEDは遠くを照らしても光があまり広がらないことが分かります。これが指向性です。
白熱電球や蛍光灯では光の広がり角が非常に大きく、照明等には向いていますがレーザー加工機(カッター)には不向きです。
レーザー光にも広がり角がありますが非常に小さいものです。レーザー加工機(カッター)では装置の大きさにもよりますが、レーザー光を反射ミラーを通して近い場所や遠い場所で使います。この場合、遠くでも広がらず、近くでも放射された時と同じ状態の光が必要です。このため、レーザー光はレーザー加工機(カッター)に使うことに優れています。

コヒーレント

基礎
コヒーレンとは可干渉性です。レーザーは位相の揃った光になります。可干渉ということは、波長の波がそろった場合は強調され、半周期遅れた波長が合わさるとお互いを打ち消しあうという特徴があります。太陽光や蛍光灯などは様々な光が合わさっているのでそのような現象は起こりません。

まとめ

単色性、指向性、可干渉性がレーザーの主な特徴です。一般的なレーザーや工業用のレーザーもこのようなレーザーの特徴を利用して製品や利用をされているわけです。

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