
Blend Microとは
Blend Microは、Bluetooth 4.0 Low Energyを搭載した超小型Arduinoボードになります。BLE経由でスマホ・タブレット・パソコンからBlend Microを操作することができます。大きさは、43.6mm X 18.4mm X 4.3mmになっております。
Blend Microの開発環境は、Arduino IDEを使用するため、Arduinoの開発経験がある人ならば、容易にBlend Microでの開発を行うことができます。
インストール
Blend Microのインストールは、通常のArduinoのでのインストールとは別に、以下のインストールを行う必要があります。
Arduino IDEの設定
RedBearLab Blend Add-Onをダウンロードし解凍します。次にArduino IDEがインストールされているフォルダに移動します。
hardwareフォルダに移動し、ダウンロードした「Arduino\hardware\blend」フォルダをコピーします。
「hardware\arduino\cores\arduino\main.cp」ファイルをエディタで開き、setup()関数の前に以下を追加します。
if defined(BLEND_MICRO_8MHZ)
// As the F_CPU = 8000000UL, the USB core make the PLLCSR = 0x02
// But the external xtal is 16000000Hz, so correct it here.
PLLCSR |= 0x10; // Need 16 MHz xtal
while (!(PLLCSR & (1<<PLOCK))); data-preserve-html-node="true" data-preserve-html-node="true" // wait for lock pll
# elif defined(BLEND_MICRO_16MHZ)
// The CPU clock in bootloader is 8MHz, change to 16MHz for sketches to run (i.e. overclock running at 3.3v).
CLKPR = 0x80;
CLKPR = 0;
# endif
Arduino IDEを起動し、以下のように「Blend Micro 3.3V/8MHz」、「Blend Micro 3.3V/16MHz(overclock)」が追加されていることを確認します。

ドライバインストール
Windows用ドライバーをダウンロードし解凍します。解凍したフォルダのインストーラーを実行し、ドライバをインストールします。



ライブラリインストール
以下の2種類のライブラリをダウンロードし、解凍します。
- Nordic Bluetooth low energy SDK for Arduino beta version 0.9.0
- RedBearLab nRF8001 Library version 20140509
Arduino IDEを起動し、「スケッチ」→「ライブラリを使用」→「Add Library」をクリックします。

- 「ble-sdk-arduino-0.9.0.beta\libraries\BLE」を選択します。
- 「nRF8001-20140509\Arduino\libraries\RBL_nRF8001」を選択します。
まとめ
Blend Microは、BLEを搭載した超小型のArduinoボードになります。スマートフォンなどと連携すれば、アイデア次第で様々なことができると思います。