2014年07月28日

分光器の仕組み 分光編

光を分光とは

分光器は、受光センサーやスリットなどの様々なパーツから構成されていますが、今回は、光を分光するパーツについて解説したいと思います。
光の分光とは、光を波長ごとに分けることです。分光測定器などでは、光を分光し波長ごとの感度を測定しています。光を分光するには、大きく分けてプリズムまたは、回折格子を使用する方法があります。

プリズム

プリズム

プリズムは、光の屈折を利用し光を分光します。素材により波長ごとの屈折率が異なるため、プリズムに光と通すことにより、波長ごとの光の方向が変化します。
プリズムの詳しい解説はこちら

回折格子

回折格子

回折格子は、光の回折と干渉を利用し光を分光します。透過型の回折格子では、光を通す部分と遮断する部分を交互に配置します。現在の分光器ではほとんどの場合、回折格子が使用されます。
回折格子の詳しい解説はこちら

分光製品のご紹介

  • 三角プリズムは、アクリル素材の一般的なプリズムになります。
    三角プリズム
  • 回折格子シートは、透過型の回折格子になります。
    回折格子シート
  • ブレーズド回折格子は、高性能な分光器などで使用されています。光をあてることによって分光された光が反射されます。
    ブレーズド回折格子

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