2014年06月13日

組み立て式ミニ分光器キット 組み立て編

分光器とは?

分光器とは、光を波長ごとに分解し、波長ごとの感度を測定する機器になります。
原理は、スリットと呼ばれる細長い穴から光を取り込み、分光器内部の回折格子に照射することにより、光を波長ごとに分解いたします。

組み立て式ミニ分光器キット

組み立て式ミニ分光器キットは、スマートフォンやPCについているカメラを分光器に変えることができます。
自ら分光器を組み立てることができるため、分光器の仕組みを知るにはとても良い製品になります。
今回は、こちらのキットを実際に組み立てていきたいと思います。
組み立て式ミニ分光器キットの内容は、紙で出来た分光器本体、DVD、取扱説明書となっております。

組み立て式ミニ分光器キットの内容

組み立てに必要な道具は、はさみと両面テープ(セロテープでも可)のみになります。

道具

また、測定には、スマートフォン、タブレット、パソコンなどのカメラが必要になります。

組み立て手順

  • まずは、分光器本体の破線に沿って折り目を付けていきます。
    分光器本体の破線
  • 次に回折格子を作成していきます。回折格子は、DVDをはさみでカットし作成します。
    まずは、DVDを1/4にします。
    回折格子1
  • 縦に細長くカットします。
    回折格子2
  • 上部の余分な個所をカットします。
    回折格子3
  • 最後に、2つに分解し完成です。分光器に使用するのは、右側の透明の回折格子を使用します。
    回折格子4
  • 作成した回折格子を分光器本体に両面テープで張り付けます。取付け時には回折格子の向きに注意し取り付けてください。
    回折格子5
  • 最後に、分光器本体の各箇所を両面テープで張り付ければ完成になります。
    分光器本体

まとめ

組み立て式ミニ分光器キットは、はさみとテープがあればどなたでも簡単に作成することができます。
自分の手で組み立てることにより、分光器の原理を理解するのに役立つと思います。

次回は、今回作成した分光器で実際に光を測定したいと思います。

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